豊川 豊橋 治療院てんじゅ 交通事故治療 整体 はり灸 スポーツ外来 › 2013年06月09日
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2013年06月09日
活性酸素と男性不妊症

中学生の時に覚えましたよね?? 私は苦手でしたが…(笑)
今日は、活性酸素と男性不妊症のおはなし。
先日、京都大の研究グループが、精子のもとになる精子幹細胞の増加に、一定濃度の活性酸素が有効だとアメリカ科学誌のセル・ステム・セルに発表しました。
活性酸素は、『酸化させる』(サビさせる)と言われ、シミ・しわなどの老化やガン、アルツハイマー病など、様々な病気の原因になると言われ悪者扱いされていますよね。
生殖細胞では、卵子の染色体異常や受精後の細胞死、特に精子の運動率や機能を低下させるとされており、男性不妊症を引き起こすことが知られていました。
これまで男性不妊症の治療として、活性酸素を減らす目的で、ビタミンや亜鉛などが処方されていましたが、今回の研究で活性酸素が過剰だけでなく、減少することも、男性不妊の原因になることが分かり、従来の不妊治療は、精子幹細胞にとって逆効果だった可能性があるとも指摘されました。
まだマウスレベルでの研究データですが、治療のあり方を、幹細胞のレベルから新たに見直すきっかけになったようです。
これまで様々な病気を引き起こす原因とされた活性酸素も、男性不妊においては悪者ではないのかもしれませんね。
今までの常識にとらわれず、医学は日々進歩していることを感じますね。