豊川 豊橋 治療院てんじゅ 交通事故治療 整体 はり灸 スポーツ外来 › 安産灸・不妊治療
交通事故保険も使えます! 整体 はり灸 美顔針 スポーツ外来など 各種保険取扱
土曜・祝日も夜7時まで診療
0533-72-3377
2013年05月01日
不妊治療⑤ 神経

昨日は、血管の動脈と静脈についてお話ししました。
細胞に、栄養・ホルモン・熱を運び、老廃物を回収する働きがありましたね。
今日は、神経についてお話します。
神経は、坐骨神経痛や自律神経失調症など、聞いたことのある名前ではないでしょうか?
では、神経はどんな働きをしているの??
神経は、脳や脊髄と各臓器を結ぶネットワークで、電気信号のやり取りをして臓器の機能をコントロールしています。
各臓器へ仕事内容を伝えたり、進行状況を報告したりする電線ですね。
臓器では特に、自律神経(交感神経と副交感神経の総称)の働きが重要になります。
子宮や卵巣を例にあげると、“フカフカなベッドを準備してください” “卵を成熟させてください” という仕事内容が神経を通じて運ばれ仕事を開始します。
しかし、良い仕事をするには、お腹が減っていてはできませんよね。
ここで登場するのが、昨日お話しした動脈です。
動脈により運ばれた、栄養やホルモンで十分満たされている時に、良い仕事ができるのです。
血管、神経の両方の働きを向上させることが大切なんです。
では、関連する神経についてはじめま~す。
≪神経≫
子宮や卵巣などの骨盤内臓器は、お尻の割れ目の少し上にある仙骨という骨のS2~S4(仙骨の2番目から4番目の穴)から神経の枝を出す陰部神経(体性神経)、骨盤内臓神経(副交感神経)、さらに、胸椎から腰椎のT11~L4から枝を出す下腹神経(交感神経)によりコントロールされています。
神経の働きがイメージしやすいのは、男性の勃起と射精です。 また改めて、お話します。
2013年04月30日
不妊治療④ 血管

血液には、全身の細胞に栄養・ホルモン・熱を運んだり、老廃物を回収する働きがあります。
不妊治療①子宮編で、受精卵の着床には、子宮内膜が厚くなりフカフカのベッドが必要というお話をしましたよね。
子宮内膜が厚くならないことの原因に、子宮内膜に栄養やホルモンを運ぶ動脈の血流が低下していることが分かっています。
では、子宮内膜を厚くすることや、質の高い卵子を育てるには……
骨盤内臓器である子宮や卵巣に、新鮮な血液が運ばれるように下半身の血行を改善することが必要になります。
詳しくは後日、治療編で!!! では、はじめま~す。
≪血管≫
血管とは、血液が流れる管で、動脈と静脈があります。
◎動脈
動脈は、心臓から出た血液を末梢に運ぶ血管のことです。
卵巣と子宮に栄養を運ぶのは、卵巣動脈と子宮動脈という名前がついた血管です。
卵巣動脈は、腹大動脈から分岐して直接つながっています。
卵巣は左右2個あるので、左卵巣動脈と右卵巣動脈がそれぞれ栄養を運びます。
子宮動脈は腹大動脈から総腸骨動脈、内腸骨動脈を経由してつながり、上行枝と下行枝に分かれます。
上行枝は卵巣動脈へ流れ、下行枝は子宮を栄養します。子宮動脈上行枝と卵巣動脈はつながっているのです。
バックアップがあるということですね。それだけ血液の供給が臓器の働きに影響するということです。
◎静脈
静脈は、末梢から心臓へ血液を運ぶ血管のことです。帰り道ですね。
卵巣静脈は、左右で帰り道が異なり、左右で長さの差があります。
右卵巣静脈は直接、太い下大静脈へつながりますが、左卵巣静脈は少し離れた、左腎静脈を経由してから下大静脈へ流れ、心臓に帰ります。
子宮や膣は静脈叢を作り、内腸骨静脈を経由して下大静脈へ流れます。
専門的な内容で、難しかったと思いますが、骨盤内への血流を促進するのが不妊治療には重要ということが伝わればうれしいです。
2013年04月25日
不妊治療③ 前立腺

≪前立腺≫
男性だけにある生殖器です。
大きさは約20g。クルミくらいの大きさです。
膀胱の真下、直腸の前方にあり、尿道(膀胱から出た尿が通る管)を取り囲むように位置します。
前立腺は、精液の一部となる“前立腺液”を分泌する働きがありますが、他の詳しい働きは十分には分かっていません。
前立腺液は、精子の動きを活発する分泌液です。卵子と出会って受精するまでガンバって子宮や卵管の中を移動しないといけないですからね。
精子の動きが悪いのは、男性不妊の原因の一つです。
また、前立腺は直腸の前で尿道を取り囲むように位置しているので、肥大した時には、おしっこの出が悪くなり、肛門から指を入れて触診して検査します。
男性だけにある生殖器です。
大きさは約20g。クルミくらいの大きさです。
膀胱の真下、直腸の前方にあり、尿道(膀胱から出た尿が通る管)を取り囲むように位置します。
前立腺は、精液の一部となる“前立腺液”を分泌する働きがありますが、他の詳しい働きは十分には分かっていません。
前立腺液は、精子の動きを活発する分泌液です。卵子と出会って受精するまでガンバって子宮や卵管の中を移動しないといけないですからね。
精子の動きが悪いのは、男性不妊の原因の一つです。
また、前立腺は直腸の前で尿道を取り囲むように位置しているので、肥大した時には、おしっこの出が悪くなり、肛門から指を入れて触診して検査します。
2013年04月24日
不妊治療② 卵管&卵巣

今日は1日中、雨が強かったですね。
では、昨日の女性の体の続きで、卵管と卵巣についてお話しします。
≪卵管≫
子宮と卵巣の橋渡しをする長さ10~12cmの細い管です。管の端にはラッパ状に手を広げた卵管采(らんかんさい)と呼ばれる場所があり、ここで卵巣から放出された卵子をキャッチします。
そして、卵管膨大部という所で精子と卵子が合体し、受精卵となります。
その後、昨日お話ししたフカフカのベッドの子宮内膜に移動して着床します。
≪卵巣≫
卵巣は左右2個あり、長さ3~4cmのアーモンド状をしています。卵巣は卵子の元になる細胞が成長し、分泌する場所で、これを排卵と言います。
≪卵巣≫
卵巣は左右2個あり、長さ3~4cmのアーモンド状をしています。卵巣は卵子の元になる細胞が成長し、分泌する場所で、これを排卵と言います。
また卵巣は、エストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類の女性ホルモンを分泌します。
卵巣は男性の精巣に相当する臓器です。
≪女性ホルモンの作用≫
①エストロゲン(卵胞ホルモン):卵巣内の卵胞(卵子のもと)を成熟させて排卵、受精に備える。子宮内膜をフカフカに厚くする。など
②プロゲステロン(黄体ホルモン):子宮内膜のフカフカの厚さを維持して着床しやすい状態にする。妊娠した時に胎盤の状態を安定させる。基礎体温を上げる。など
2013年04月23日
不妊治療① 子宮

骨盤の場所は分かりますよね?
骨盤の中には骨盤内臓器といい、膀胱と腸に加えて、女性では卵巣、卵管、子宮、膣。
男性では前立腺が入っています。
その中でも妊娠に関係する臓器の説明をさせていただきますね。
まずは女性の体から。今日は子宮についてお話します。
≪子宮≫
縦7cm、横5cm、重さ50gの鶏の卵くらいの大きさで、筋肉の壁でできた洋ナシを逆さにしたような袋状の臓器です。
筋肉といっても妊娠した時には、胎児の成長に伴い大きく伸びる筋肉です。
そして、子宮の内側には子宮内膜があり、内膜は赤ちゃんの卵の受精卵(精子と卵子が合体したもの)が寝るベッドになります。(絵の中の着床の赤い丸がある場所)
ここのベッドが厚くなるとフワフワのベッドとなり、赤ちゃんの寝心地が良くなる=着床しやすくなります。
妊娠しないときには、この部分が剥がれて月経になっているんですよ。
内膜が10mm以上ある場合の着床率と、6~7mmでの着床率では約3倍の差があると言われています。
鍼灸治療では、このベッドを厚く寝心地の良い状態にして、着床しやすくすることを目標に行います。